献体登録の手続き②
前回の記事を投稿後、
↓コチラ
申し込みをした大学から資料が届いたので続編としようと思います。
(プライバシーのため、大学名は控えておきます)
・献体のしおり(献体の歴史、遺体の取り扱い、取り決め、会員の声など)
遺体は死後大学へ運ばれ、半年間防腐処理を行い、さらに半年保管するとのこと。
すぐに解剖するわけではないんですね・・・
・入会に関する詳しい案内
1.下記のような方はお断りさせていただくケースがございます。とのこと
①六親等以内の血族および配偶者と、三親等以内の姻族の同意者が4名以上いな
い場合(成年後見人は該当しないとのこと)
②大学より半径50km以上遠方にお住まいの方
③重症感染症にり患されている方
B型肝炎、C型肝炎、HIV、ヒトT細胞白血病ウィルス、結核、ヤコブ病、
梅毒などの性感染症、エボラ出血熱、新型インフルエンザ、コロナ
→治癒している場合は除くとのこと
2.献体できない場合
①事故死
②自殺
③病理解剖された場合
④臓器提供された場合
⑤重症感染症にり患された場合
⑥死後長時間を経過してご遺体の状態が悪い場合
⑦親族2名以上の同意が得られない場合
→過去に同意書にサインがあっても死んだときにいなければ同意とはならない
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ここまで読んで思ったこと
①献体するのに親族4名以上の同意書って・・・
→父親に頼んで父親の妹にサインしてもらえればOKか?
かなり不審がられそうだけど・・・
②自分が死ぬときに親族が2名以上いるのかどうか?
→妹が結婚していればいるかな?
③自宅で孤独死して遺体が腐ってたら受け付けてもらえないという心配
ざっと書いてこんな感じ?
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・献体に申し込みしてくれてありがとうみたいな内容のA41枚
・献体が足りていないのでありがとうみたいな内容のA41枚
・入会申込書(本人が記入)
・入会同意書(親族のサインを記入)
・献体を希望した同意・決意記入書
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またここまで読んでの感想・・・
「沖縄のどこかの大学では献体の登録者数が多すぎて制限をかけている」
みたいな情報を見かけたので、希望者が多いんだろうなと思っていたらそうでもないんですね。
というか動機は色々あるだろうけど、私の場合は将来孤独死したら妹に迷惑をかけるので、そういったことがないようにとの準備のために登録しようと思ったけど、
申し込みのハードルが高いなぁと思う。
部屋を借りるのでも、正社員になるのでも、なんでも家族の同意が必要なのおかしくない?
心から献体して役立てて欲しいと思っている人もいるだろうに。
***あとがき***
とりあえず申請はしてみようと思います。
でも、これから独居老人が増えていくだろう世の中で家族、血縁関係には頼れない人もたくさんでてくると思うんですよね。
上でも話題に出しましたが、
「家を持たない独居老人が部屋を借りる場合はどうなるんだ?これからの時代、システムの見直しが必要なのではないか?」
みたいなことをネットで以前読みましたが、献体に限らずあらゆるシステムを見直さないと今後高齢者にとって恐ろしい時代になると思います。
万引き家族を見たときにも思いましたが、日本は血のつながりばかり気にしすぎな気がします。
今後変えていかなければいけないと思います。